写真入りマニュアルで引込協力店技能認定者研修会を開催
県本部インストラクター部会が、1年をかけて写真入りでとても分かりやすい「低圧引込線以下工事 改訂 標準作業マニュアル」を完成させた。
引込協力店に対しては、3年に1度の引込技能認定試験を行なっているが、実技を中心として行なうため、マニュアルに目を通す時間が無い。
新マニュアルにじっくり目を通していただき、今後の引込技能認定試験や引込線作業に役立ててもらおうと研修会を開催した。
9月2日(金)午前と9月5日(月)午後の2回に分けて開催し、参加人数は120名であった。
開会の挨拶で、小越技術委員長は、先日発生したトークス会津若松営業所委託社員の全撤作業時における墜落災害に触れ、原因の確定はまだだが、胴綱が著しく磨耗していた事が原因と考えられるので、自社に帰ったら磨耗した胴綱を使用していないか確認してほしいと話した。
研修会の1番目は、小越隆技術委員長から内線工事の不良率及び検査不備の改善について資料を基に説明が行なわれた。
内線工事の不良率では、特に接地が未施工だったり、抵抗値を測定していなかった為に検査時に不良となるケースが多いので改善してほしいと話した。
2番目は、石沢正二副支部長から引込線事業部としての安全施工管理についての話があった。
以前は各事業所が電力会社と契約をしていたが、現在は県本部の引込線事業部の引込協力店として工事に携わっている。
各事業所の事故は全体に迷惑をかけることになる。
県本部の引込線事業部が始まってから5年が経過し、認識が薄れて来ているので再認識してほしいと話した。
3番目は、村田靖インストラクター部会長から新マニュアルを基に引込線工事や計器工事を行なううえで特に注意する事項についての説明が行なわれた。
村田部長は、新マニュアルの編纂に携わると共に、作業写真のモデルとしてもたびたび登場している。
作業時の服装の記述で反射ベストの着用については、電力の基準では無いが安全上必要なので推奨として記述した。
訓練の時にズックで参加している人をたまに見かけるが、ズボンの裾が電柱の突起物などに触れて大変危険であるし、感電事故にもなる。
電力の仕事をしているんだと自覚して作業にあたってほしいと話した。
最後に研修会の冒頭にマニュアルを呼んで来たかどうか受講生に確認したが、残念ながら呼んで来た人は殆どいなかった。
新マニュアルには村田部長を始め長年引込線作業訓練の指導に携わって来た方々の経験や知恵が随所に生かされいる。
研修会でじっくりと勉強できた事は非常によかったと思うし、今後の引込訓練や引込線作業に役立ててほしいと願っている。
