学生との交流事業

電気系教育・訓練機関の学生との交流事業(出前授業)を開催!

■交流事業の趣旨

電気工事業は、社会インフラの整備を担う重要な役割がありますが、仕事の内容が外部から見えにくい一面があります。また、電気工事業界では後継者不足、技能継承が喫緊の課題となっており、電気保安確保の観点から国民生活の安心安全に貢献できる優秀な人材を育成しなければなりません。そこで、次代を担う高校生の方々に電気工事業界について知っていただき理解していただく場として、また、就職活動において地元企業も選択肢の一つとしていただく機会となることを願い、平成26年度より県内の主に電気系工業高校において交流事業(出前授業)を開催し、平成30年度からは電気系ではない高校にも拡大いたしました。

■事業概要(開催する学校と相談の上、実施内容を決定)

・電気工事業紹介…映像等を使用し、電気工事士の仕事や業界について説明。
・電気工事実演……模擬板にダウンライトやコンセントなどを施工実演し、身近な電気器具が使えるまでを実演。
・電気工事実習……電気工事士の指導の下、第二種電気工事士の実技試験問題を参考にした課題に挑戦。 ・意見交換会………電気工事士の仕事を始め、様々な話題について生徒の皆さんからの質問に答え、理解を深める。

■実施効果

平成26年度柏崎工業高校での交流事業を皮切りに、これまで多くの高校生に参加していただきました。高校の先生方から当事業へのご理解も年々広がり、実施時間や内容についてのご協力をいただきながら、各高校・地域に合わせた内容へと進展しています。 就職実績では、年度や地域により差はあるものの、電気工事業者への就職も多くなってきている傾向があるとのご報告をいただいております。1年生の場合は、就職というよりまず資格取得への意識を高める効果があるようですが、この事業は、電気工事という仕事を認知していただく重要な機会となっています。 また、かつてこの交流事業に参加した生徒が、今度は指導する立場で参加する機会もあり、先輩から教えてもらうということで、生徒の皆さんには、電気工事をより身近に感じてもらえたと同時に、この事業が着実に実を結んでいる成果だと嬉しく感じております。

この事業が今後も、教育機関と電気工事業界にとってよりよい相乗効果を生み出していけるよう、引き続き組合本部、各支部・支部青年部で取り組んでまいります。

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